伊勢神宮には、カップルやご夫婦で参拝すると別れる、というジンクスがあるそうです。
伊勢神宮に限らず、人が多く集まるところで、そのようなジンクスがある場所は、いくつかありますね。
人が多く集まるわけだから、その中で別れる人も多くなるでしょ、ジンクスでもなんでもないよ、と言う人もいますが、
これからその場所を訪れる人たちからすると、そんなジンクスは、あまりいい気分ではありませんね。
この記事では、伊勢神宮のこのジンクスの由来の3つの説と、対処法を解説します。
この記事を読めば、これから伊勢神宮をカップルで参拝する予定がある人も、きっと安心して参拝できると思います。
伊勢神宮をカップルで参拝すると別れる説の由来①
このジンクスの由来その①は、伊勢神宮の正宮に祀られている神様である「天照大神様」が、女性の神様ということから、カップルを見ると嫉妬して別れさせてしまう、と言われています。
女性の神様だから嫉妬する、というところがよくわかりませんが、どうもそれが原因らしいです。
ふーん、という感じですが、この後の由来③を読むと、合点が行くかもしれません。
伊勢神宮をカップルで参拝すると別れる説の由来②
そして、由来その②は、単純に参拝者数が多いから、と言われています。
伊勢神宮の2019年の参拝者数は、約973万人で、8年連続800万人を超え続けています。
つまり、大勢のカップルが参拝しているので、その中には別れるカップルも大勢いる、と言うことです。
特に、大勢参拝客がいるということは、それだけ混雑しているということで、ストレスや疲れでケンカになるカップルも多いのも、その後別れることになる一因なのでは、とも言われています。
ディズニーランドなど、似たジンクスがある場所と同じような理由ですね。
この説も、まあ、有り得るかも、といった感じですね。
伊勢神宮をカップルで参拝すると別れる説の由来③
このジンクスの由来その③は、もっとも有力な説と言われているものです。
その昔、と言っても江戸時代の頃、伊勢神宮の外宮と内宮の間には、古市遊郭と呼ばれる、置屋などが70軒以上立ち並び、遊女の数も1000人を超えるほどの一大遊郭がありました。
この頃は、参拝をすませた人々が、「精進落とし」と言って、心ゆくまで飲んだり食べたり遊んだりする風習があったそうです。
でも、女性と一緒の参拝者は、なかなか遊郭には行けない。
そこで、遊郭の人たちは、「女性を連れてお伊勢参りをすると神様が嫉妬して別れさせる」という噂を広めたのだそうです。
そして、これを聞いた男性たちは、この噂を、一人で伊勢神宮を参拝するための口実にした、とのことです。
この説は、なるほど!いかにも有りそうだ、と思えますね。
それでもジンクスが気になる人へ
これらの由来を知れば、このジンクスも、特に気にする必要が無いようにも思えます。
でも、それでもやっぱり気になる、という人も、ある程度はおられるかもしれません。
そんな人たちは、以下の対処法を知っておけば、安心してカップルで参拝できると思います。
ジンクスへの対処法
その対処法とは、伊勢神宮の適切な場所を参拝して、恋愛成就の祈願をすることです。
伊勢神宮における恋愛成就のご利益がある場所は、夫婦の神が祀られている「月読宮」と、子を授かるご利益のある「子安神社」です。
また、外宮に祀られている「豊受大御神様」は、愛情のご利益があると考えられています。
ですので、上記3カ所を参拝することで、ジンクスへの不安は解消されると思います。
実際、ジンクス通りに別れてしまうカップルもいるかもしれませんが、しっかり恋愛成就されているカップルも多いと思います(統計的なことはわかりませんが)。
そもそも、伊勢神宮の正宮に祀られている「天照大神様」は、愛情や恋愛という個人的なご利益というよりは、世界平和などのご利益があると言われていますので、そこで個人的な恋愛成就の祈願をすることは、あまり適切とは言えないのかもしれませんね。
まとめ
以上、伊勢神宮をカップルで参拝する時に気になるジンクスの由来と、その対処法について紹介しました。
ジンクスは人為的な噂の要素が強い印象ですが、それでも気になる人は、「月読宮」「子安神社」「外宮」を参拝して、しっかり恋愛成就の祈願をすると良いでしょう。
皆さんの伊勢神宮参拝が、充実した素晴らしい体験となりますように。