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熊野三山めぐりの正しい参拝順はありますか?

2004年に、熊野三山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が、ユネスコの世界遺産に登録されました。

ここで言う熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社の総称のことです。

また、諸説ありまして、上記の3社と青岸渡寺を含めた3社1寺を熊野三山とする説や、さらに補陀洛山寺を含めた3社2寺をそう呼ぶ説などがあります。

一度は行ってみたいと思う方々も多いのではないでしょうか。

でも、いざ行ってみることになっても、どういう順番で巡ればいいのか、正しい参拝順があるのか、など、気になる方もおられると思います。

この記事では、熊野三山の参拝順について、まとめてみました。

熊野三山めぐりの参拝順の結論

最初に結論から申し上げますと、どの順番でもいい、ということのようです。

というのも、一般的に言われているのは、熊野本宮大社 → 熊野速玉大社 → 熊野那智大社 の順が良い、とのことですが、

これは、平安時代に、京都におられた上皇が、大阪方面から熊野に入られて、この順で巡礼されたことに由来するものだそうです。

現代では、交通も発達し、多方面から熊野に入ることができますので、特にこだわる必要はないそうです。

でも、歴史を辿りたい、過去の参拝順を味わってみたい、という方は、この順で巡るのもよいと思います。

熊野三山めぐり:私の場合

私も先日、熊野三山めぐりをする機会がありましたので、一例として、実際の参拝順をご紹介します。

まず、1日目の15:00頃、熊野本宮大社を参拝、その後その近くにある産田社、大斎原を参拝しました。

その日は宿の都合もあり、それで終わりました。

2日目は、12:00頃、熊野那智大社とその隣にある青岸渡寺、そして飛瀧神社と那智の滝を参拝しました。

そして、補陀洛山寺を参拝したのち、15:30頃、熊野速玉神社を参拝、少し移動して、神倉神社を参拝しました。

台風が接近していてあいにくの天気だったので、神倉神社のゴトビキ岩登頂はしませんでした。

以上、駆け足の参拝で、本格的に参拝されておられる方々から見れば、邪道で意味がない、などと思われるかもしれませんが、それでも、厳かなで神聖な気持ちになれる、とても有意義な時間となりました。

機会があれば、またここに戻ってきたい、と思える体験となりました。

まとめ

以上、熊野三山めぐりには、特に決まった参拝順はありませんが、歴史的な背景も合わせて体験したい方は、熊野本宮大社 → 熊野速玉大社 → 熊野那智大社の順が良いと思います。

どのような参拝順であれ、とても敬虔な気持ちになれる、素晴らしい体験となることでしょう。

皆さんの熊野三山めぐりが、充実した素晴らしいものとなりますように。