マインドフルネス瞑想は、脳を活性化させ、ストレスをたまりにくくしたり、仕事のパフォーマンスを上げたり、クリエイティブな発想を生みやすくしたりする効果があると言われており、
今、大きな注目を集めています。
Googleなどの大手IT企業などを中心に、マインドフルネス瞑想を、社員研修に取り入れる会社も増えています。
この記事では、マインドフルネス瞑想について、大枠で理解できるように、概要をまとめてみました。
これを読むと、マインドフルネス瞑想の効果やその理由について、要点を理解することができます。
これから始めてみようかな、と思う人たちが、より深く理解するきっかけになれば、と思います。
マインドフルネスとは？
私たちは、多くの場合、今目の前にあることに集中しているつもりでも、
「今日の昼ごはん、何食べようかな」とか、「そういえばあの人に3000円借りてたな、早く返さなきゃ」などと、いろいろなことを考えてしまったり、
ひどい心配事がある場合などは、たとえ会議中でも、「心ここにあらず」という状態になってしまったりします。
そうではなくて、今やるべきことに深く集中できて、自分の能力を十分に発揮できる状態、
つまり、今ここに深くいる状態、心を今ここだけに集中できている状態、これをマインドフルネス、といいます。
心を今ここに向けた状態にすると、どんないいことがあるの？
ストレスのほとんどは、過去や未来を考えることから起こっています。
例えば、失敗したことを後悔したり（過去のこと）、将来のことを不安に思ったり（未来のこと）。
そもそも、考えること自体が、そのほとんどは、過去か未来のことを考えています。
たとえ、些細な考えでも、例えば、目の前にトマトがあって、これはトマトだ、と考えることも、
実は、視覚からの情報を過去の情報と比較して、ああ、これはトマトだ、と認識するわけですから、
頭は、一瞬ですけど、過去に行っているわけです。
つまり、本当に、今目の前にあるトマトの赤さや香りに、十分に意識が行っているわけではない、ということです。
逆に言うと、今ここに意識が集中している状態では、考えるべきことは何もない、ということ。
言い換えれば、心を今ここに向けた状態、とは、何も考えない状態、と同じことと言えます。
で、その状態にいつでも自由自在に戻ることができれば、ストレスは大きく軽減できるし、自分で簡単にコントロールできるようになれる、というわけです。
この点が、マインドフルネスの一つのメリットであると言えます。
他のメリットとしては、余計なことを考えないようになれた分、思考力に余裕が生まれ、素晴らしいアイディアや、クリエイティブな発想、自然を楽しむ余裕や、家族や友人との時間を楽しむ気持ちが生まれます。
一言で言えば、人生の本来の楽しみを味わう余裕が生まれる、ということです。
むしろ、こちらの方が、マインドフルネスの大きなメリットと言えるでしょう。
まとめると、心をいつでも今ここに戻す練習をすると、心に余裕が生まれ、その余裕で本来したかったことをする力が戻ってくる、ということ。
つまり、人生本来の楽しみや喜びを、より深く大きく感じられるようになる、人生をより楽しむことができる、ということです。
心を今ここに向けるためには？
では、そのために、私たちは何をすればよいのでしょう？
最良の方法が、瞑想である、と言われています。
そして、心を今ここに向けたマインドフルネスの状態にするための瞑想を、マインドフルネス瞑想、と言います。
方法は、座って目を閉じて、呼吸に集中して、という、いわゆる瞑想、といったやり方から、
歩行瞑想、耳を澄ます瞑想、など、いろいろありますが、
最初は、座ってする瞑想が、感覚をつかむにはより良いのではないか、と思います。
具体的な方法は、ネットで検索すれば、いくらでも出てきますので、ここでは割愛しますが、
いろいろ方法がありすぎて迷う場合もありますので、また別の記事にしたいと思います。
まとめ
いかがでしょうか？
マインドフルネス瞑想の効果やその理由が、ほんの少しだけですが、ご紹介できたかなと思います。
その他にも、紹介すべきことはたくさんありますので、
順次、記事にしていこうと思っています。
それではまた。
